仕事帰りに、映画 闇金ウシジマくん Part3を見てきました。
コミックでいうと、「フリーエージェントくん」のところですが商売ってなんなのか、仕事ってなんなのかを自分なりに振り返る良い機会だったなと思います。
その中で、パッケージについて「あーなるほど」と思ったので自分なりに感じた事を書いて行きたいと思います。
ちなみに、ネタバレっぽくなるかもしれないのでコミックも全く見てなくて、映画を楽しみにしている人は見ないほうがいいかもしれません。
ストーリー
このフリーエージェントくんの話の元になっているのは、与沢翼だと思います。
コミックも彼にそっくりですし、知っている人は知っている超有名アフィリエイターで秒速1億円を稼ぐ男として有名になりました。
ウシジマくんの中では「天生翔」という名前で「天生塾」というセミナーを開いて高額商品を売りつけてビジネスをしています。
あなたも数ヶ月後には数千万円を稼ぎだす秘密を知りたければ、天生メソッドを100万円で売りますという内容です。
100万円払っても数ヶ月後にはそれを上回る収入が得られるんですよ。という売り言葉で商品を買わせてみんなはそれを武器に売上をあげていこうというストーリーです。
人間の心理
ウシジマくんは、コミックやドラマ全部見ましたが本当に人間の心理ってすごいなと思うことがいっぱいあります。
私も欲に負けて買い物をしたり、様々な原因で借金を作ったりしているので見ていて痛い気持ちになります。
第三者の視点で見ると「なんでこんな事に引っかかるんやろ?」と思いますが、知らない間に自分もそういう感じで引っかかったりして買っていることって多いと思います。
私の体験談で言えば、男性誌の背表紙の広告に騙されて買った事があります。
どういう広告かというとバスタブに札束いれて不細工な男が美女二人と入っている有名なアレです。
当時、私は高校生でバイトも週6とかで入っていたのでそれなりに稼いでいました。
高校生というまだ未熟な部分もありましたが、お金が欲しいという欲に負けたのと値段も2万円くらいと頑張れば出せるだろうという安易な気持ちで買いました。
炎上覚悟で書けば、高校生という立場でありながらパチンコにも行って遊んでいたので品物が届いた翌日には期待をしながら打ちに行きました。
結果は全く出なかったです…初日だからかな?とか考えて、また別の日に行ったら当たるんですよ!!!って言いたくなりますが、全部当たらない日なんてないですからね…
たまたま当たったにも関わらず、心理的には「これがあったからや!」という変な気持ちになっていました。本当にアホです。
結局そのキーホルダーは、ある時落としてしまい数ヶ月で無くなって手元から消えていきました。なんとも悲しい結末ですが、落としてしまった後悔より多少負けていたので「そんなうまいこと行くわけないよな」と悟りました(笑)
パッケージについて
映画の中では、ただの紙切れをなんでカプセルに入れて売るんですかね?と柄崎が丑嶋社長に聞くシーンがあるのですが「中身がなくてもパッケージが良ければ金を出す」みたいな事を言ったんです。
これには納得してしまいました。例えば100均に売られているスプーンを木箱に入れて1万円と言って売ったらどうでしょう?
急に高級感が出て買ってしまう人がいるかもしれません。
商品が高ければ高いほど良いものと認識してしまう心理と、外側がしっかりしていると買ったときの満足度は高くなるなと感じました。
トヨタの話ですが、いままで400万円で売っていた車をレクサスというブランドから600万円で売ったら売れたという話を聞いたことがあります。
高級志向のブランドだからというところもありますが、外側のパッケージを変えただけで値段を上げることができたという事だと思います。
手紙でも、紙のままもらうより封筒に入っている方がなんとなく嬉しいですし、誕生日であればバースデーカードに書いてもらうともっと嬉しくなりますよね。
何気ないことですが、商売ってそうやって成り立っている部分も少なからずあるんだなと思います。
さいごに
映画では人を騙してお金儲けするかですが、少なからずそういう風に世の中はできているんじゃないのかなと思います。
外面が良くても内面がダメな人なんていっぱいいます。
ですが、そういうのがダメというわけではなく自分を評価してもらうにはそれなりに必要という事なのではないでしょうか。
私も人に評価されてもまだまだ足りてないのに…と思うことはいっぱいありますから。
自分だけが幸せになるのではなく、みんなが幸せになれる商品作りがやっぱり一番いいですよね。
最近はただ観るだけとかではなく、ストーリーの内容から自分の身と照らし合わせるとどうなのか?仕事のヒントになるか?などを探し求めてしまうのはなんなんでしょう…